高校卒業後、英語力0の主人公達磨(作者)がアメリカ、アリゾナ州にサッカー留学&大学生に。
飛翔編、時は、達磨がアリゾナ州に着いてから約5ヶ月が経とうとしている。(10月)
今、一番の苦は移動手段が自転車ということ。買い物ですらろくに出来ない。
周りの人に助けられ?いや、いいように使って、生活している。英語はいまだに話せない。
話せる気がしない。聞き取れない。まだまだ、成長できると自覚している。
達磨の成長をどうか見届けてほしい。そして、この章で、大きな飛躍をする。
飛翔編は達磨の冒険、シーズン5になります。最初から見ていたでけるとより楽しめます!
シーズン1、(達磨の冒険、始まりの書)
シーズン2、(達磨の冒険、順応編)
シーズン3、(達磨の冒険、進化編)
車の運転を練習する
前回、車を購入した達磨。
一応、紙の免許はもらったので、免許を持った人がいれば公道を走れる。
敷地内は一人で運転してもいいとのこと。
達磨は、ただただ、車の練習をした。毎日起きては、練習。
幸いにも、達磨の住んでいるアパートメントは広いし、
スピードを出せないように少しコーナーが多い。
いい練習になる。
Akiraさんから運転の基礎を学ぶ
アメリカの事でわからないことがあれば
いつも助けてくれたAkiraさん.
今回も運転の基礎を教わった。
車って、アクセルを踏むと進む。
離しても完全に止まるわけではない。
ブレーキにはコツがある。
1回でグッと止まるように踏むと、
めちゃめちゃグワンってなる。
(説明難しい。)
前のタイヤの基準で曲がると
後ろのタイヤが乗り上げてしまう。
何より意識しないといけないのが、
「ミラーに写らないところがある」だ。
車線変更するときは要注意。
目で見てないと、ミラーには写ってない車がいることがある。
※常に周りの車の位置、状況を把握してれば意外といける。
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横の車の前が遅いなぁ。。。
横の車が車線変更するかもなぁ。
これぐらいの小さいことでも意識してれば、
アメリカの道路は大きいので、いざとなれば避けることもできる。
そして、アメリカでは赤信号でも右には曲がれる。
さらにさらに、アメリカの道の真ん中のレーンは両車線の車が入れる。
左に曲がりたい時に、一度真ん中のレーンに入ってから曲がる。
免許の英語のテストは、点数をとるための暗記だったけど、
新しく学ぶことがいっぱいあった。
マミさんからカーブの仕方、バックパーキングを学ぶ
マミさんからはカーブの仕方を学校のパーキングでみっちり教えてもらった。
大きく回れば安全やん。とも思う。
でも、そうすると、十字路等で
横の車にぶつかってしまう。。。
何度も何度も練習した。
コーナーにマミさんが立って、
まだ寄せれる。
まだいける。
降りて見てみ!
こんなにスペースある。
危ない!
普通に前のタイヤがぶつかるで。
さらに、後ろむきのパーキング
(日本では普通にするけど、アメリカでは頭から突っ込むのが普通)
を学んだ。
基本的に、サイドミラーで白い線が見えるとこまで寄せる。
見えている内は絶対にぶつからない。
マミさんのおかげで、だいぶ運転というものを理解し、
できるようになった。
James と路上練習
ルームメイトのJamesを横に乗せて路上練習に行った。
達磨の初めの一言。
「めちゃめちゃ他の車、速いやん。」
えっ、これで25mphなん。。。
Jamesは言った。
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Arizonaは書いてあるスピードリミットの5〜10くらいoverして普通に走ってるよ。
てことは、
45mphなら、50とかで走るってこと?
すげぇ〜。
改めて、車の速さを身を持って知った。
車の運転テストを受けに行く
車を買ってから1週間。
達磨は初めてのテストに行った。
この日は忘れない。
12/24、クリスマスイブだ。
車でここに止まれと言われた場所に車を止める。
そして、審査員は言った。
右のウインカーを。
左のウインカーを。
ブレーキ踏んで。
車が正常かを確認してパーキングのテストが始まった。
「ではまず、コーンで区切られた駐車スペースに頭から止めて」
成功。
「そこから、90度横のパーキングに後ろ向きに止めて。」
後ろのタイヤが線を踏んだ。
失敗。
「はい、練習してこい。」
この日は終わり。
次の日
すぐに2回目のテストを受ける。
車の確認をして、
駐車テストが始まった。
「ではまず、コーンで区切られた駐車スペースに頭から止めて」
成功。
「そこから、90度横のパーキングに後ろ向きに止めて。」
成功。
前回の反省を活かして、一度で止めるのは難しいので、
一回ハンドルをきってやった。笑。
元々、そんなに後ろ向きで止めることがないので
そこの基準は低め。
そして遂に、路上テスト。
横に見知らぬおばさんが座る。
何事もなく普通に終わった。
そして、おばさんは、
いいね!
とだけ告げて、officeに行けと言ってきた。
そして、マミさんと合流。
(免許場までは免許がある人がいないと運転してはいけないので、マミさんにお願いしました。)
そして、officeの人は難しい顔をしながら
日本語の名前を呼ぶ。
そして、また紙を貰った。
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1、2週間で本物の免許が家のアドレスに届く。
無事、全てが終わった。
これで、達磨は普通に車に乗れる。
どこにでもいける。行ける範囲が格段と広がった。飛躍した。
達磨のステータス
・英語 ー 78 → 80
※運転免許のおばさんと車の中で世間話をした。アメリカに何しに来たの?とか、緊張せずに運転できたのはありがたかった。さらに、車のウインカーのことは、turn signalと言うらしい。知らなかったけど、雰囲気で読み取れた。
・サッカー ー 70
※ここから自主練できる場所を探していきたい。学校はフットボールが使ってるからグランドが悪すぎ。公園を探そうと思う。
持ち物
・免許証と車。
これぞ、飛翔。全く英語が話せない状態から単語だけの会話でここまで来た。
ジェスチャーが上手くなった。わからない単語を違う単語で言い換えることが上手くなった。
意外となんとかなるものだ。全てに感謝。