物語 第59話 車の免許取得のために Part 2

達磨の成長物語
達磨の冒険 飛翔編とは?

高校卒業後、英語力0の主人公達磨(作者)がアメリカ、アリゾナ州にサッカー留学&大学生に。

飛翔編、時は、達磨がアリゾナ州に着いてから約5ヶ月が経とうとしている。(10月)

今、一番の苦は移動手段が自転車ということ。買い物ですらろくに出来ない。

周りの人に助けられ?いや、いいように使って、生活している。英語はいまだに話せない。
話せる気がしない。聞き取れない。まだまだ、成長できると自覚している。

達磨の成長をどうか見届けてほしい。そして、この章で、大きな飛躍をする。
飛翔編は達磨の冒険、シーズン5になります。最初から見ていたでけるとより楽しめます!
シーズン1、(達磨の冒険、始まりの書)
シーズン2、(達磨の冒険、順応編)
シーズン3、(達磨の冒険、進化編)

車の運転を練習する

前回、車を購入した達磨。
一応、紙の免許はもらったので、免許を持った人がいれば公道を走れる。
敷地内は一人で運転してもいいとのこと。

達磨は、ただただ、車の練習をした。毎日起きては、練習。
幸いにも、達磨の住んでいるアパートメントは広いし、
スピードを出せないように少しコーナーが多い。
いい練習になる。

Akiraさんから運転の基礎を学ぶ

アメリカの事でわからないことがあれば
いつも助けてくれたAkiraさん.

今回も運転の基礎を教わった。

車って、アクセルを踏むと進む。
離しても完全に止まるわけではない。

ブレーキにはコツがある。
1回でグッと止まるように踏むと、
めちゃめちゃグワンってなる。
(説明難しい。)

前のタイヤの基準で曲がると
後ろのタイヤが乗り上げてしまう。

何より意識しないといけないのが、
「ミラーに写らないところがある」だ。

車線変更するときは要注意。
目で見てないと、ミラーには写ってない車がいることがある。
※常に周りの車の位置、状況を把握してれば意外といける。

達磨
達磨

横の車の前が遅いなぁ。。。
横の車が車線変更するかもなぁ。

これぐらいの小さいことでも意識してれば、
アメリカの道路は大きいので、いざとなれば避けることもできる。

そして、アメリカでは赤信号でも右には曲がれる。

さらにさらに、アメリカの道の真ん中のレーンは両車線の車が入れる。

左に曲がりたい時に、一度真ん中のレーンに入ってから曲がる。

免許の英語のテストは、点数をとるための暗記だったけど、
新しく学ぶことがいっぱいあった。

マミさんからカーブの仕方、バックパーキングを学ぶ

マミさんからはカーブの仕方を学校のパーキングでみっちり教えてもらった。

大きく回れば安全やん。とも思う。
でも、そうすると、十字路等で
横の車にぶつかってしまう。。。

何度も何度も練習した。
コーナーにマミさんが立って、
まだ寄せれる。

まだいける。

降りて見てみ!

こんなにスペースある。

危ない!
普通に前のタイヤがぶつかるで。

さらに、後ろむきのパーキング
(日本では普通にするけど、アメリカでは頭から突っ込むのが普通)
を学んだ。

基本的に、サイドミラーで白い線が見えるとこまで寄せる。
見えている内は絶対にぶつからない。

マミさんのおかげで、だいぶ運転というものを理解し、
できるようになった。

James と路上練習

ルームメイトのJamesを横に乗せて路上練習に行った。

達磨の初めの一言。
「めちゃめちゃ他の車、速いやん。」

えっ、これで25mphなん。。。

Jamesは言った。

James
James

Arizonaは書いてあるスピードリミットの5〜10くらいoverして普通に走ってるよ。

てことは、
45mphなら、50とかで走るってこと?
すげぇ〜。

改めて、車の速さを身を持って知った。

車の運転テストを受けに行く

車を買ってから1週間。
達磨は初めてのテストに行った。
この日は忘れない。
12/24、クリスマスイブだ。

車でここに止まれと言われた場所に車を止める。

そして、審査員は言った。
右のウインカーを。
左のウインカーを。
ブレーキ踏んで。

車が正常かを確認してパーキングのテストが始まった。

「ではまず、コーンで区切られた駐車スペースに頭から止めて」

成功。

「そこから、90度横のパーキングに後ろ向きに止めて。」

後ろのタイヤが線を踏んだ。

失敗。

「はい、練習してこい。」

この日は終わり。

次の日

すぐに2回目のテストを受ける。

車の確認をして、
駐車テストが始まった。

「ではまず、コーンで区切られた駐車スペースに頭から止めて」

成功。

「そこから、90度横のパーキングに後ろ向きに止めて。」

成功。

前回の反省を活かして、一度で止めるのは難しいので、
一回ハンドルをきってやった。笑。

元々、そんなに後ろ向きで止めることがないので
そこの基準は低め。

そして遂に、路上テスト。

横に見知らぬおばさんが座る。

何事もなく普通に終わった。
そして、おばさんは、

いいね!

とだけ告げて、officeに行けと言ってきた。
そして、マミさんと合流。
(免許場までは免許がある人がいないと運転してはいけないので、マミさんにお願いしました。)

そして、officeの人は難しい顔をしながら
日本語の名前を呼ぶ。

そして、また紙を貰った。

1、2週間で本物の免許が家のアドレスに届く。

無事、全てが終わった。
これで、達磨は普通に車に乗れる。
どこにでもいける。行ける範囲が格段と広がった。飛躍した。

達磨のステータス

・英語 ー 78 → 80
※運転免許のおばさんと車の中で世間話をした。アメリカに何しに来たの?とか、緊張せずに運転できたのはありがたかった。さらに、車のウインカーのことは、turn signalと言うらしい。知らなかったけど、雰囲気で読み取れた。

・サッカー ー 70
※ここから自主練できる場所を探していきたい。学校はフットボールが使ってるからグランドが悪すぎ。公園を探そうと思う。

持ち物
・免許証と車。
これぞ、飛翔。全く英語が話せない状態から単語だけの会話でここまで来た。
ジェスチャーが上手くなった。わからない単語を違う単語で言い換えることが上手くなった。
意外となんとかなるものだ。全てに感謝。