物語 第58話 アメリカで車選び

達磨の成長物語
達磨の冒険 飛翔編とは?

高校卒業後、英語力0の主人公達磨(作者)がアメリカ、アリゾナ州にサッカー留学&大学生に。

飛翔編、時は、達磨がアリゾナ州に着いてから約5ヶ月が経とうとしている。(10月)

今、一番の苦は移動手段が自転車ということ。買い物ですらろくに出来ない。

周りの人に助けられ?いや、いいように使って、生活している。英語はいまだに話せない。
話せる気がしない。聞き取れない。まだまだ、成長できると自覚している。

達磨の成長をどうか見届けてほしい。そして、この章で、大きな飛躍をする。
飛翔編は達磨の冒険、シーズン5になります。最初から見ていたでけるとより楽しめます!
シーズン1、(達磨の冒険、始まりの書)
シーズン2、(達磨の冒険、順応編)
シーズン3、(達磨の冒険、進化編)

前回、無事達磨はペーパーテストに合格した。
そして、次に待ち受けるテストは「運転テスト」だ!

難しいことはない。
テスト内容を確認する。

  1. 駐車テスト。
    → 頭から駐車。そこから90度に曲がって後ろ向きに止める。
  2. 外に出て運転する。
    →横に監視の人が見ている。

これらのテストを受けるためには保険が入った車が必要だ。

ここで、達磨は自分の車を買うことを決意したのが、、、前回までのあらすじだ。

アメリカで車を買うにあたって。

アメリカでは本当のお金持ちの人が新車で買うってイメージ。
特に、学生は中古車を買うのが結構普通らしい。

アメリカには多くの中古車ショップがある。

もちろん携帯のアプリで大体の目星をつけてから探しにいく。
(本当に多くの車を一つの店で扱っている)

アメリカの中古車ショップで車を探すときには
色々気をつけないといけない事がある。

マイル

まず、マイルだ。

中古車ショップではめちゃめちゃ古い車から、新しい車まで扱っている。
そして、たまに、、、
綺麗な古い車、
汚い新しい車、、、色々ある。

そのため見極めるのは素人では無理。
これは間違いない。運要素がたくさんだ。

アメリカの車検では、排気ガスの出る量が一定以内なら
どれだけ多く走っていても問題がない。

日本では新しい車を売るために
ある程度走った車は車検で値段が高くなるような仕組みがある。

マイルだけでは車の良し悪しを言えないが、
日本の車は10万マイル以上でも全然走る。

日本車は20、30万マイルでも全然走る。

値段

車の良し悪しは値段でも意外とわからない。
新しい機種はやっぱり高い値段がついている。
でも、めちゃめちゃマイルがいっている車はすぐに故障するかもしれない。

ここでやっぱり日本車は強い。

もし故障してもほとんどの車屋さんで修理をその日にしてくれる。
日本車は多く走っているので、そのぶんどこかで事故しても
近くの店に物がある確率が高い。

いざ、車を買う


まずは、自分の限界金額を決めます。
自分は$5000を限界として車を探し始めた。

そして、車を探すアプリでどんどん見ていく。
そして、どんどん絞っていく。

値段設定。
車の形。
マイル(自分は20万以下で検索)
made in Japan

これでも多くのヒットがある。
そこからは自分の好み。

実際に見にいく。

1つ目はトヨタのディーラー屋さんに見に行くことにした。

達磨
達磨

ディーラー屋さんは基本的に高いけど、
なんかあったらそこに文句が言える強みがある。

そこには白セダン、トヨタが目当てでいった。
実際に見てみると、可愛らしい感じの車だ。

そこで、お店の人が声をかけてきた。

Hey.
I got new car which is KIA yesterday.
We can sell it around 3000.

KIA??
なにそれ?
調べてみると、韓国の車らしい。

これが、シルバーのめちゃめちゃ綺麗のよ。。。
エンジンも見せてもらった。それはそれはピカピカ。。。

$3000.
このときなぜかすごく安いと感じてしまった。

が、

ここは我慢。

達磨
達磨

とりあえず、他も見てから決めたい。
また来るよ。

みたいな感じのニュアンスでsee you とだけ言って、お店を後にした。

次の日

2つ目のお店は、青いトヨタの2doorの車目当てで行った。

お店の人はめちゃめちゃフレンドリー。
あきらさんに同行してもらったので、今日は安心できる。

見た目は少し古いけど、一度乗ってみようかと
あきらさんが言ってくれた。

そして、エンジンをかけて見ようとする店の人。

チ、チ、チ、チチチ、チチチチ。
エンジンがかからない。

お店の人が、ずっと外に置いてあるから
エンジンがあがっちゃった。ちょっと待ってね。ジャンプするわ。

達磨
達磨

いや、不良品やん。
買ってもすぐ、車の病院行きやん。

そして、その車のジャンプ待ちをしている時に他の車も見てみることにする。

出会い。。。

そこには一台のSUVのレクサスが止まっている。
値段が張ってない。

達磨
達磨

あきらさん、この車綺麗くないですか?

あきらさんがお店の人に聞いてくれた。
すると、その車は
昔ここで買った人がずっとガレージにしまっていた車で
結局乗らないから昨日エンジンも新しくして持ってきたらしい。

ここで、達磨は動く。。
今ここで現金で$5000用意したら買えるのではないかと。。。

この二つのお店以外にもいくつも回ってきたが、
SUVは安くても$4000ぐらい。
ほとんどが$6000~$8000だった。

初心者からすればSUVは安心できる。

達磨
達磨

だって大きいから守ってくれそうやん。
アメリカの道は大きいから日本みたいに小さい車の方が便利とかそんな感じはない。

試乗

自分は運転した事がないので、試乗しても良し悪しが分からない。ので、あきらさんに丸投げだ。

まずは急ブレーキをしたり、急加速をしたり、あるであろう状況を色々試していく。

Akiraさん
Akiraさん

悪くないよ!
むしろ自分が欲しいわ!


そして、交渉に入る。

交渉開始

作戦はこうだ。

  1. 自分はinternationalの生徒だからお金が限られている。
  2. 今日、今、この瞬間にでも買おうと思っている。
  3. 現金がある。$4500ここに。

さぁ。あきらさん。
頑張ってちょうだい!!!!

結果。

$5000で全部込みで買うことができた。

あれ?

$4500??

そこら辺はよくわからない。
限界金額ピッタシだが、無事車を購入した。

こちらがこれから自分の足となってくれる相棒です。

全く英語が話せなかった達磨が、車を購入したのだ。
1年では全くなにも変わらなかった。
しゃべれないし、なに言ってるか分からないし。。。
それでも、達磨は成長している。車購入in Americaは目に見える成長だ。

※車の金額は家族に助けてもらったと共に、留学前に働いたお金全額ドンッですw

達磨のステータス

・英語 ー 74 → 78
※英語での交渉はなんかドキドキしながらも、意外と通じた。短い単語だけど、向こうがなにを言おうとしているのかもなんとなく理解できた。さらに、ここで気づいてしまったのだ。日本語でも、めちゃめちゃ本気で聞いている時と聞いてない時があることを。。英語も大体のニュアンスが掴めれば意外と会話として成り立った。

・サッカー ー 68 → 70
※期待も込めて70。これから好きなときに自主練ができる。
 これは達磨にとって大きな成長に繋がることを期待して。

持ち物
・車 ー レクサス、RX300, Sliver, かっこいい。